2008年11月23日
お香典の相場
香典の相場と包む金額のマナーを紹介いたします。お香典の金額は悩むことが多いとは思いますが、大切なのは礼儀と気持ちなので無礼のないよう注意しなければなりません。
故人とどれほどの付き合いや関係があったか、自分の身内に不幸があった時にどれだけ気遣いをしていただいたか、といったことを考慮して金額を決めましょう。
香典の金額は多ければよいというものではなく、相応の金額を包むのがマナーとされています。遺族が会ったことも聞いたこともない人から多額の香典を渡されると、悩んでしまい気疲れしてしまうこともあります。
お香典の金額と相場
両親……5万円~
祖父母……2万円~5万円
兄弟姉妹……2万円~5万円
親戚……1万円~5万円
友人・知人・隣人……5千円~2万円
仕事関係者……5千円~2万円
顔見知り程度……3千円~5千円
ポイント
1:中袋にお札を入れる場合、表側(お札の顔が描いてある面)が中袋の裏側になるように入れる。
2:新札の場合は軽く折り目を付け、お札が何枚かある場合は、表裏左右の向きを揃えて入れる。
3:中袋は香典袋の裏側に中袋の表側が向くように入れます。
お香典の金額
避けなければならない金額は、迷信と語呂合わせではありますが、「死ぬ」、「苦しむ」といった言葉を連想させる「4」と「9」がつく金額で、四千円や九千円、四万円や九万円はお香典に包んではいけません。
会社関係でお金を出し合う場合など、3,000円ずつ、3名の連名でお香典なんてケースも考えられますが、この場合も、9,000円にするのではなく、1,000円を足して壱萬円にするのが、社会人としてのマナーです。
偶数の金額は使わないとされましたが、近年では20000円という金額も用いられています。
三千円以下の香典は遺族の負担や香典返しなどを考慮して辞退することにしてください。小額の香典の場合、遺族をいろいろ悩ませてしまうことがあります。