2009年03月04日
お香典の歴史
香典の歴史について
「香典」はかつては「香奠」と書き、「香を供える」という意味です。
これから転じて、香を買う代金である「香典」「香資」「香料」になりました。
元来は墓に香花(=樒)を捧げたことに由来するのではないかといわれています。
また、 六種供養(仏を供養する華・塗香・水・焼香・灯明・飲食の6種)に由来するともいわれています。
室町時代の後期には武士が金銭香奠を出したとされていて、農村部などでは香奠とは、米などの食料をもちよる形式でした。
その後、経済の発達、つまりは、貨幣経済の発達により現金を渡すことが増えたと言われていますが、一般化したのは昭和に入ってからのようです。
しかしながら、現在も地域や地方によって風習は残っているところもあり、米などの食料などを一緒に供えることもあるそうです。
金額ではなく、マナーを守り気持ちを伝えることが大切だということが歴史を見直してみるとよく分かります。
Posted by okoudennokakikata at 18:27│Comments(0)
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